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2009.3.27

山王祭

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104_1.jpg湖国屈指の大祭であり湖国三大祭の1つです。

日吉大社の例祭で「山王さん」の呼び名で親しまれています。毎年3月の第一日曜に始まり、中心行事が終わる4月14日までの1ヶ月半の長期にわたって繰り広げられます。この間、さまざまな場所であるときは華やかに、またあるときは勇壮に、時には秘めやかに古式豊かな祭礼プログラムが行われるのです。 

数ある行祭事の中で最大の見ものも、4月12・13・14日の神事です。まず、12日に行われるのは「 午(うま)の神事(じんじ)」といって、牛尾山(うしおやま)の原始的な地主神信仰に基づき、山上の社から急坂を松明を先頭に神輿をかつぎ降ろして東本宮拝殿に移します。

13日の行事は、午後にはには烏帽子(えぼし)と鎧に身を固めた稚児や甲胄(かっちゅう)を身につけた武者らによる華やかな「花渡(はなわた)り式」があります。その夜7時頃から宵宮場で「宵宮(よみや)落し」が行われます。東本宮系4社の神輿を激しく降り落とすのですが、宵宮場の板敷きの床が壊れんばかりに振動させて、競って神輿を政所から落ろし、西本宮へ担ぎ出す豪快な行事です。

?翌日14日から西本宮系の行事に入ります。14日は「例祭が行われ一番の見どころは、午後3時から神輿を御座船に乗せて湖上を渡ります。ここでは粟津(あわづ)の御供を奉納して夕方日吉大社へ帰るのが、前日までとはがらりと変わって、華麗な一大祭礼絵巻が展開されます。

15日に「酉(とり)の神事(じんじ)」を行って山王祭は長かった全日程の幕を閉じます。以前使われていた大神輿(重要文化財に指定されている)は、東本宮近くの神輿蔵に安置されておりいつでも拝観できます。


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