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2024.9.13

陶芸の森~躍動するアジア陶磁~

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  • 期間: 2024年09月14日(土) – 2024年12月08日(日)
  • 場所: 滋賀県立陶芸の森 陶芸館
  • 主催: 滋賀県立陶芸の森
  • 後援: 滋賀県教育委員会、NHK大津放送、甲賀市、京都新聞局
  • 協力: 町田市立博物館、一般社団法人甲賀市国際交流協会、公益財団法人滋賀県国際協会、京セラ株式会社
  • 企画協力: AsHI
  • 入場料: 一般850円(680円)/高大生640円(510円)/中学生以下無料 ※( )内は20人以上の団体料金

1章 東南アジア陶磁の黎明
展示件数:ベトナム5点、中国4点、タイ5点、クメール1点、ラオス1点、計16点
10世紀まで中国の統治を受けていたベトナムでは、中国の影響を強く受けた陶磁器が発達。また各地では独自の土器も。
本章では、のちの東南アジア陶磁の基礎となる、これら黎明期の陶磁器を紹介。

「加彩耳杯一式」中国・前漢(紀元前2-1世紀)

「青磁天鶏壺」中国・ 南朝(5世紀)

2章 淡緑と褐色の造形
展示件数:クメール15点、計15点
9世紀にカンボジアで勃興したクメールは、12世紀にインドシナ半島の大半を治める大帝国に発展し、他に類を見ない陶磁文化が栄えました。
本章では、クメールで作られた独特なスタイルを持つ陶磁器を紹介。

「灰・黒褐釉人面瓶」クメール(11-12世紀)

「灰釉兎形壺・黒褐釉兎形壺」クメール(12-13世紀)

3章 色の競演
展示件数:ベトナム22点、中国2点、計24点
ベトナムの民族王朝である李朝と陳朝では、中国宋時代の陶磁器の影響を受けつつ、白・緑・茶などのカラフルな陶磁器が作られました。
本章では、それらに影響を与えた中国陶磁と併せて紹介します。

「白磁褐彩鸚鵡形容器」ベトナム・李朝(11-12世紀)

「白磁蓮弁文壺」ベトナム・李朝(11-12世紀)

「青磁鳥形水注」タイ・スコータイ~アユタヤ朝(15世紀)

「青磁花文盤」中国・元(13-14世紀)

5章 黒の表現
展示件数:タイ14点、中国6点、ベトナム4点、ミャンマー1点、計25点
中国では3世紀から鉄顔料で絵付けをする「鉄絵」の技法が確立され、14世紀以降東南アジア地域にその表現が広がりました。
本章では、中国と東南アジア陶磁の中で、鉄を用いた様々な黒釉の表現を紹介します。

「鉄絵魚文盤」タイ・スコータイ~アユタヤ朝(15世紀)

「鉄絵花唐草文盤」タイ・スコータイ~アユタヤ朝(15世紀)

「黒釉天鶏壺」中国・東晋(4世紀)

「黒釉搔落文碗」ベトナム・陳朝(14世紀)

「鉄絵龍鳳文壺」中国・元(14世紀)

「青花魚文盤」ベトナム・黎朝(16-17世紀)

「青花象形水注」ベトナム・黎朝(15-16世紀)

「法花蓮花文壺」中国・明(16世紀)

「白釉緑彩鳥文盤」ミャンマー・ペグー~タウングー朝(15-16世紀)

「豆彩団花文鉢」中国・清 雍正年間(1723-35年)

「青花牡丹文盤」ベトナム・黎朝(15世紀)

番外編「新たな輝きと色彩ー中国ガラス」※巡回地の中で当館のみ展示
展示件数:色ガラスや多彩な鼻煙壺など15点ほど

「白地青被葡萄栗鼠文瓶」中国・清(18-20世紀)

「白地多彩猫菊蝶文鼻煙壺」中国・清(18-20世紀)

ホテル21からお車で約45分ぐらいです。