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滋賀の紅葉名所「湖東三山」と「永源寺」
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皆様こんにちは!最近はめっきり涼しくなったどころか寒いくらいの気候になりましたね。気温の変化にお気を付け下さい。
季節はもうすっかり秋になりました。秋と言えば「紅葉」です。お隣京都も数多くの名所がございますが、今回は滋賀の紅葉名所、「湖東三山」をご紹介させて頂きます。
「西明寺」「金剛輪寺」「百済寺」の三つの天台宗寺院を総じて「湖東三山」と呼ばれ、琵琶湖の東、鈴鹿山脈の西に位置しています。「永源寺」と共に紅葉の名所として毎年多くの人が訪れます。
・「西明寺」
平安時代、仁明天皇の勅願により三修上人が開山したと伝えられています。
平安・鎌倉・室町時代を通じて祈願・修行道場として栄え、織田信長による兵火も幸い免れ、飛騨の匠によって建立された本堂や三重塔や二天門が今もなお残されています。
本堂は、鎌倉時代初期に建立されたもので、釘を一本も使わない純和風建築となっています。
鎌倉の様式が美しく保存されていることが評価され、国宝第一号に指定されています。
・「金剛輪寺」
奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が開山されました。
源義経が木曽義仲追討の「武運必勝」を願い太刀を寄進したり、北条時宗が佐々木頼綱に命じて元軍降伏の祈願をしたという伝説が残されています。
本堂「大悲閣」は、鎌倉時代の和様建築の代表とされ、国宝に指定されており、山門から本堂まで続く石段は、山岳城郭であったころの趣が感じられる建築となっています。
・「百済寺」
近江国の最古級寺院となります。今から1400年の昔、推古14年(606年)に、聖徳太子によって百済国の「龍雲寺」を模して創建されたといわれ、「龍雲寺」と「百済寺」の本尊は同一の巨木から彫られた「同木二体」の十一面観世音菩薩と伝えられています。
宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国」と絶賛した「百済寺」は、別名『百彩寺』と呼ばれます。
・「永源寺」
愛知川の右岸に迫る山腹に位置する臨済宗の古刹。日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」の構成文化財として認定されています。参道・山門・開山堂などを包む紅葉は、近江随一の美しさを誇り、全山で鮮やかな自然を満喫できます。枯山水の庭と赤く染まったモミジのコントラストもすばらしいと思います。
三古刹を染める 滋賀の紅葉名所!
それぞれの歴史、それぞれの美しさを是非ご覧になってはいかがでしょうか?1日あればゆっくりと観光出来ると思います。
・「西明寺」 → http://www.saimyouji.com/
・「金剛輪寺」→ http://kongourinji.jp/
・「百済寺」 → http://www.hyakusaiji.jp/
・「永源寺」 → http://eigenji-t.jp/