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2008.10.13

松禅院(飲室不動堂)

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松禅院(飲室不動堂)は、阪本の人里離れた山の中にひっそりと建っており。飲室は、慈覚大師円仁がこの谷で修行した際に夢に出てきてお仕えしたと飲櫃童子にちなんでつけられました。この松禅院には、比叡山の延暦寺で千日回峯行をされた阿闍梨様が居られ、年に何度か護摩焚をされるのでけっこう山奥にも拘らず多くの人が来られ、何度か来ている私も驚いています。またこの松禅院には、明智光秀が寄進した石灯籠がどこかにあると言われています。私もこの話は最近耳にしたのですが、この石灯籠には歴史的に面白い話があって、明智光秀が京都の本能寺で主君の織田信長を打ち滅ぼしたのが天正10年(1582)、徳川家康が江戸開府したのが慶長8年(1603)、そしてこの石灯籠が寄進されたのが慶長20年2月17日とされている。明智光秀が亡くなったのが江戸開府以前の天正10年、比叡山に残っていると言う石灯籠は本来ならあり得ない物です。私も何度か探して見ましたがみつけられませんでした。みなさんも、その石灯籠があるかもしれない松禅院に行って見ませんか。歴史の旅をめぐるお宿には、ホテル21を御利用下さいませ。